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2007年03月23日(金) 21時00分

富山・長野連続誘拐殺人、再審請求を棄却 富山地裁朝日新聞

 富山、長野両県で80年、女子高生と女性会社員が誘拐されたうえに殺害された事件で、宮崎知子死刑囚(61)の再審請求について富山地裁は23日、棄却を決定した。手崎政人裁判長は「新証拠を何ら示さずに証拠の評価や採否の不当性を主張するにとどまっている」などと判断した。

 弁護側は03年12月、確定判決には宮崎死刑囚の犯行を裏付ける客観的証拠がないとして、共犯として逮捕された知人男性=無罪確定=との間での共謀の有無や実行行為者について、富山地裁に再審を請求していた。

 一審・富山地裁は88年、殺人などの罪に問われた宮崎死刑囚に死刑を言い渡し、二審・名古屋高裁金沢支部もこの判決を支持。最高裁は98年、上告を棄却した。

http://www.asahi.com/national/update/0323/TKY200703230384.html