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2007年03月23日(金) 19時02分

全裸ランニング強要の野球部元監督に有罪判決 岡山朝日新聞

 岡山県浅口市のおかやま山陽高校で05年6月、野球部監督(当時)が部員に全裸でランニングをさせるなどした事件で、暴行と強要の罪に問われた同校野球部元監督の池村英樹被告(36)の判決公判が23日、岡山地裁倉敷支部であった。樋上慎二裁判官は「生徒の尊厳を軽んじたが、高校野球監督としての将来を断たれ、社会的制裁を受けている」として懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した。

 判決によると、池村被告は05年6月上旬〜8月中旬、野球部のグラウンドなどで部員5人の顔を殴るなどしたほか、同6月上旬、部員11人に強要して全裸でランニングさせた。

 樋上裁判官は判決で、体罰が暴行罪にあたると認定したうえで、「指示に従わないと体罰を加えられると部員が恐れていた状態に乗じ、全裸ランニングをさせた」として強要罪の成立も認めた。

http://www.asahi.com/national/update/0323/OSK200703230144.html