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2007年03月23日(金) 13時42分

ラーメン店CO中毒死、厨房業者の不起訴不当 検察審朝日新聞

 東京都新宿区のラーメン店で2003年9月、店員ら2人が一酸化炭素(CO)中毒で死亡した事故で、不起訴処分とされた台所厨房(ちゅうぼう)機器メーカー「マルゼン」(台東区)の元役員について、東京第1検察審査会は23日までに、不起訴不当の議決をした。議決は15日付。

 議決書は元役員について「経験や立場から、すす付着のクレーム対処のために営業所が作成した書類などで、一酸化酸素の発生を想定できたはずだ」と指摘。燃焼実験を行うなど、事故の未然防止が可能だったとして、「不起訴処分は納得できない」と結論付けた。(時事)

http://www.asahi.com/national/update/0323/JJT200703230005.html