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2007年03月23日(金) 13時25分

ライブドア粉飾、法人に罰金2億8千万円 東京地裁判決朝日新聞

 ライブドアグループの証券取引法違反事件で、法人として同法違反の罪に問われたライブドア(平松庚三社長)に対し、東京地裁の小坂敏幸裁判長は23日、罰金2億8千万円(求刑罰金3億円)の有罪判決を言い渡した。関連会社ライブドアマーケティング(現メディアイノベーション、穂谷野智社長)にも罰金4千万円(求刑罰金5千万円)の判決を言い渡した。

 判決によると、ライブドアは04年9月期の連結決算で、脱法目的で組成した投資ファンドを介在させて売買した自社株の売却収入を違法に計上したり、計上が認められていない子会社に対する架空売り上げを計上したりする手口で、経常損失が発生していたのに、約53億円の粉飾をした。

 また、ライブドアマーケティングは04年10月に出版社「マネーライフ」の買収を発表した際、株式交換比率などについて虚偽の内容を公表。同年11月に出したマーケ社の決算短信で本当は赤字なのに黒字と偽った。

http://www.asahi.com/national/update/0323/TKY200703230210.html