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2007年03月23日(金) 16時19分

公務員の地位利用に罰則 国民投票法案で自民が方針転換朝日新聞

 衆院憲法調査特別委員会の自民党理事らが23日の同党総務会に出て、来週にも衆院に提出する国民投票法案の与党修正案の概要を説明した。そのなかで船田元・理事は、公務員・教育者の「地位を利用」した改憲の賛否についての働きかけに関連して、削除することでいったんは与党内で合意していた罰則規定を再び盛り込む方針を示した。

 船田氏は「地位利用」の具体例について「大学の授業で改憲に反対しなければ単位を与えないといった行為」と説明し、こうした場合には「罰則を設ける方向で公明党と調整する」と説明した。

 22日の同委員会の公聴会では、船田氏は「罰則は設けない」と明言したが、「民主党案に歩み寄りすぎだ」との意見が自民党内で相次いでいることに配慮したようだ。ただ、公明党との調整は難航する可能性がある。

http://www.asahi.com/politics/update/0323/005.html