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2007年03月23日(金) 02時11分

一時金、患者全員に カネミ油症救済策で自公が一致朝日新聞

 カネミ油症事件の救済策を検討している自民、公明両党は22日、1人あたり20万円の一時金を、生存している認定患者全員に支給する方針を固めた。これにより対象者は約1300人になる。自民党の河村建夫政調会長代理(与党プロジェクトチーム座長)と公明党の田端正広衆院議員が協議し、全員を対象とする方針で一致した。

 一時金は、油症の原因物質であるダイオキシンの調査研究への協力金との位置づけ。自民党は当初、厚労省の研究班の検診に参加している約350人を対象としていた。だが公明党から「1人あたりの額が少ない」との意見が出たため、増額のかわりに支給範囲を拡大することで折り合った。

http://www.asahi.com/politics/update/0322/009.html