2007年03月23日(金) 11時26分

ソマリアで兵士と市民２４人死亡　戦闘続く（朝日新聞）

　ソマリアからの報道によると、首都モガディシオで２１日から２２日にかけて、暫定政府軍やそれを支えるエチオピア軍と、イスラム勢力系反政府勢力の激しい戦闘が続き、少なくとも２４人が死亡した。ゲディ首相は首都南部の市民に避難命令を出した。ソマリア情勢は厳しい状態が続いている。

　ＡＦＰ通信などによると、モガディシオ南部で２１日、兵士と市民２１人が死亡したほか、２２日も少なくとも３人が死亡した。同市北部でも戦闘や砲撃が起きたという。

　政府側は「国際テロ組織アルカイダが武装勢力の新たな指揮官を任命した」と発表した。一方、武装勢力の戦闘員の多くが所属し、暫定政府に首都からの退去を求められている有力氏族の一人は同通信に「暫定政府が、ソマリア北部プントランドから我々と対立する氏族の私兵を入れた。プントランド兵を追い出すまで戦闘はやめない」と述べた。

http://www.asahi.com/international/update/0323/007.html