記事登録
2007年03月22日(木) 01時00分

製造元が、タミフルと異常行動の因果関係を否定する声明朝日新聞

 インフルエンザ治療薬「タミフル」の製造元である製薬大手ロシュ(本社スイス・バーゼル)は20日、「タミフル服用と神経精神症状との間の立証された因果関係はない」とする声明を発表した。

 声明は、臨床研究の結果から小児インフルエンザでタミフル治療をした患者と治療を施さなかった患者の異常行動発生率に大きな差はないと主張。米国の健康保険記録ではタミフルを服用した患者の異常行動の発生率の方が低かったとしている。

 日本の異常行動発生率が米国に比べて高いことは認めているが、「タミフルは世界4500万人の患者に利用され、症状緩和の効果が証明されている」と強調している。

http://www.asahi.com/life/update/0322/001.html