ぐるっと成田　レトロ風バス（朝日新聞）

2007年03月15日(木) 00時00分

　成田市の中心街で明治から昭和初期にかけて走っていたチンチン電車「成宗（せい・そう）電車」をモデルにした観光循環バスが、１５日から中心市街地と成田空港の間を走る。１４日には同市役所前で出発式があった。

　バスは成田山新勝寺周辺の観光地やイオン成田ショッピングセンターを約１時間で回る。車内のモニター画面で、市街地に向かう時には地元の特産品、空港に向かう時には地元の行事を紹介する。成田国際高校の生徒らが、ボランティアで車内案内役を務める。

　ＪＲ成田駅前発は毎日午前７時半〜午後５時半の間で、約１時間半おきに計７便走る。運賃は１回２００円、１日フリー乗車券５００円（いずれも子どもは半額）。

　この日の出発式では小泉一成市長は「空港を利用する年間約３００万人のトランジット（乗り継ぎ）客らに、観光と買い物を楽しんでもらいたい」とあいさつした。