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2007年03月15日(木) 00時00分

堀病院側、棄却を求める朝日新聞

  看護師らによる無資格助産をめぐり、前院長らが起訴猶予となった横浜市瀬谷区の堀病院で、03年12月に出産した女性が約2カ月後に死亡したのは病院の対応の遅れが原因として、女性の夫(44)らが病院を運営する医療法人と前院長、担当医に約8500万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が14日、横浜地裁であった。病院側は、原告の請求を棄却するよう求めた。

  弁論後、夫は「妊婦の安全が図られているか、病院の体質を問いたい」と話した。また、横浜地検が2月、「看護師らの内診は助産師の偏在など構造的な問題」などとして前院長らを起訴猶予としたことについては「産科医療全体の問題にすり替えられてしまい、納得がいかない」と述べた。

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000703150002