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2007年03月15日(木) 20時09分

ヘリ不正輸出でヤマハ発動機を告発 名古屋税関朝日新聞

 ヤマハ発動機(本社・静岡県磐田市)が軍事転用可能な無人ヘリコプターを中国企業に不正輸出しようとしたとされる事件で、名古屋税関は15日、同社と同社の元スカイ事業部長内山一雄容疑者(58)ら3人=いずれも外国為替法違反(無許可輸出未遂)容疑で静岡・福岡両県警合同捜査本部が逮捕=を関税法違反(虚偽申告)の疑いで静岡地検に告発した。

 同税関によると、内山容疑者らは05年12月21日、輸出規制されている無人ヘリコプター1機を中国へ輸出しようとする際、経済産業相の許可が必要なのにもかかわらず、許可品目に該当しないとする虚偽の輸出申告を同税関清水税関支署浜松出張所に提出した疑い。

 当時、同出張所の職員が疑問を抱いて輸出許可を保留。経産省に問い合わせた結果、許可品目に該当するとの回答があったという。内山容疑者らは問題のヘリコプターについて「輸出に許可は必要ない」との供述をしているという。

http://www.asahi.com/national/update/0315/NGY200703150008.html