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2007年03月14日(水) 02時32分

携帯不通の集落なくせ──和歌山県が4カ年計画、07年度から日経新聞

 和歌山県は携帯電話を利用できない集落の解消を目指した4カ年計画を2007年度に開始する。県が各携帯電話会社にサービスエリア拡大を働きかけるほか、通信用の鉄塔整備などを支援する。市町村などが整備した光ファイバー網を携帯電話会社が利用できるようにし、鉄塔から携帯電話交換局までの伝送路を確保しやすくする。

 同県では山間地を中心に携帯電話を全く利用できない集落(不感地区)が140カ所ある。こうした地区の解消により観光振興や定住促進、企業誘致などに役立てる。

 鉄塔整備では国庫補助事業を活用するほか、県が4カ年で20カ所程度の補助(計1億4000万円)を予定。7月をメドに07年度分の地区ごとの整備計画をまとめ、進ちょく状況を県のホームページなどで公表する。



http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/38880.html