成田市のマンション「アパガーデンパレス成田」の耐震強度が不足している問題で、建築主のアパグループ（金沢市）は９日、県に当初計画の１２階建てから１０階に変更するなどとする補強計画書を提出した。県が今後２〜３週間かけて計画書を検証し、安全性が保てる内容だと判断できれば、アパ側に具体的な施工計画書の提出を求める。同時に、早期に補強工事にとりかかるよう指導、監督する方針。
この日提出された計画書によれば、５棟のうち耐震強度が不足している１棟について、１２階の最上階から２階分を撤去する。さらに下層の１階部分に耐震壁を増設するなどの対応策を取る——としている。
このマンションは、田村水落設計（富山市）の水落光男・１級建築士が構造計算。２月に県が「耐震強度が不足している」などと発表し、対応を求めていた。アパ側は「安全性の検討に時間がかかる」とし、計画書の提出をこの日まで猶予して欲しい、と県に求めていた。
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000703100003