記事登録
2007年03月10日(土) 00時00分

19人を処分、教育長も戒告 県教委朝日新聞

 県立高校の必修科目の履修漏れ問題で、県教委は9日、高山耕吉教育長を戒告にするなど計19人を処分した。教育長の懲戒処分は初めて。

 12月の文部科学省通知を受けた処分。高山教育長と03、04年度に教育次長だった宮崎大宮高の隈元正行校長が戒告、前田博教育次長、飛田洋学校政策課長ら県教委事務局の4人と、宮崎大宮を含め、履修漏れがあった妻、日向、宮崎北、宮崎西、都城泉ケ丘、日南、飯野、都城西、小林、福島の各校長ら13人を文書訓告とした。

 県教委の調査で、履修漏れは96年度からあったとわかり、当時の校長や教育次長、学校政策課長も処分した。

 履修漏れがあったのは日本史A、世界史A、地理A、情報Aの2教科4科目で、3201人が補充授業を受けた。3年生は2570人で、全員が今春卒業したという。

 県教委は、校長会などで学習指導要領の趣旨を徹底し、定期テストなどで指導計画と実施状況の整合性を確認するよう指導するなどして再発防止に努めるとしている。

http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000703100001