在日米軍再編の一環で５日から共同訓練　米軍部隊が到着（朝日新聞）

2007年03月03日(土) 22時33分

　在日米軍再編の一環で実施される全国初の日米共同の戦闘機訓練に参加するため、沖縄の米軍嘉手納基地からの部隊約５０人が３日、福岡県築上町の航空自衛隊築城基地に到着した。訓練は同基地を拠点に５〜８日に予定され、九州周辺の空域で米軍機と空自機が模擬空中戦をする。

日米共同訓練のため輸送機で到着した米軍部隊＝３日、福岡県築上町西八田の航空自衛隊築城基地で

　兵員と機材を運ぶ米軍横田基地（東京）所属のＣ１３０輸送機２機が午後２時半過ぎと午後４時ごろ、相次いで築城に到着した。この日は空自側が基地周辺の地理などを説明。５日には、嘉手納のＦ１５戦闘機５機前後が到着する。

　日米両政府が昨年５月に最終合意した再編計画では、嘉手納などの米軍基地から、築城や千歳（北海道）、三沢（青森）、百里（茨城）、小松（石川）、新田原（宮崎）の空自６基地に戦闘機訓練が移される。