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2007年03月01日(木) 13時52分

東京理科大同窓会名簿8800人分流出 かばん盗難朝日新聞

 東京理科大は1日、薬学部(千葉県野田市)の助教授(56)が電車内でかばんを盗まれ、同学部の同窓会名簿約8800人分や、約2千人分の成績などの個人情報が入ったパソコンの外付けハードディスクが紛失した、と発表した。現段階では情報の不正使用は確認されていないが、警察に被害届を出したという。

 同大によると、ハードディスクには氏名、住所、電話番号、勤務先が記された同窓会名簿のほか、97〜06年度の成績情報、この教員が所属した研究室の名簿、学生提出のリポートなどの情報が入っていたという。

 教員は2月24日午後11時ごろ、懇親会で飲酒後に帰宅中の電車内で居眠りし、ひざの上に置いていたハードディスクの入ったかばんが盗まれたことに気づいた。翌日、警察に被害届を出し、26日に大学に報告したが、かばん、ハードディスクはまだ見つかっていない。

 同大は個人情報管理に関連して、学内のパソコンへのファイル共有ソフトのインストール禁止などをしていたが、教員の学外持ち出しについては規定していなかった。今後、管理態勢の強化を図るという。

http://www.asahi.com/national/update/0301/TKY200703010244.html