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2007年02月27日(火) 22時41分

公選法違反で、佐藤前福島県知事に連座制適用 仙台高裁朝日新聞

 04年の福島県知事選を巡る公職選挙法違反事件で、佐藤栄佐久前知事(67)=収賄罪で起訴=の元秘書の有罪判決が確定したのを受けて、仙台高検が佐藤前知事への連座制適用による立候補の制限を求めていた訴訟で、仙台高裁(小野貞夫裁判長)は27日、佐藤前知事が5年間、同県知事選に立候補することを禁止する判決を言い渡した。小野裁判長は、被告側が口頭弁論に出廷せず、答弁書の提出もなかったことから、被告側は事実を争う意思がないとみなした。

 連座制の対象となる前知事の元秘書は、04年の知事選で、前知事実弟=収賄罪などで起訴=から、選挙運動の資金として、現金100万円を受け取るなどした。福島地裁で昨年12月、懲役1年6カ月執行猶予5年を言い渡され、すでに判決が確定している。

http://www.asahi.com/national/update/0227/TKY200702270416.html