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2007年02月26日(月) 00時00分

女性弁護士が応対 『離婚後300日父子推定110番』 東京新聞

 離婚から三百日以内に生まれた子供は前夫の子とみなす民法七七二条の規定により、戸籍上、実際と異なる親子関係を余儀なくされている人がいる問題で、悩み相談に応じようと女性弁護士らが二十五日、千代田区内の事務所で電話相談「離婚後300日父子推定110番」を実施した。

 主催は、家族や男女共同参画などについて情報提供する団体「mネット・民法改正情報ネットワーク」。女性弁護士五人が電話口で、丁寧に助言していた。

 「これから出産予定で、どうすればよいか」(三十代女性)、「離婚後三百日以内に出産したのに、今の夫の子として出生届を出し、受理されてしまった。後で問題にならないか」(四十代女性)など三時間で約二十件の相談があった。

 同規定を見直す動きが国会議員の一部で広がっていることから、同ネット共同代表のジャーナリスト坂本洋子さんは「どういう悩みがあるか議員に知らせ、参考にしてもらいたい」と述べた。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20070226/lcl_____tko_____002.shtml