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2007年02月25日(日) 00時00分

選挙ムード高まる 自民・民主が定期大会朝日新聞

自民党県連と民主党県連は24日、水戸市内でそれぞれ定期大会を開いた。今年は4月に統一地方選、7月に参院選が予定されている「選挙イヤー」。定期大会では、両党の参院選の立候補予定者が党員らの前で決意を表明するなど、選挙ムードが高まってきた。

自民党県連の定期大会では山口武平会長が「7月には参院選がある。選挙態勢を敷き、安定政権をつくっていきたい」とあいさつ。参院選公認候補の県連幹事長、長谷川大紋氏(63)は「全力を傾注して戦って参りたい。額に汗を流した人が少しでも報われる社会をつくるのが政治家の使命だ」と抱負を語った。

 また、大会では山口会長が、柳沢厚生労働相の「女性は子どもを産む機械」発言に言及し、「少子化問題に関心を持たせた一言だった」などと持論を展開した。
 役員改選も行われ、会長と幹事長の留任が決まったほか、総務会長に石川多聞氏、政調会長に鶴岡正彦氏が就任した。

 大会後、「候補者2人の擁立を目指す」としていたことについて、山口会長は「党員から募集した上で1人となった」などと述べ、2人目の候補者の擁立を断念する見通しを示した。

民主党県連の定期大会では、参院選公認候補の藤田幸久氏(56)が「NPOやNGOとの関係を深め、これまで反映しづらかった声を掘り起こしたい」と決意を語った。

 日立市出身の藤田氏は衆院選で東京の選挙区から出馬した過去がある。「東京でも(大洗町出身の)井川投手やサッカーの鹿島アントラーズのことが気になっていた」と地元愛を強調、「この機会を生かして茨城に恩返ししたい」と述べた。

 大畠章宏代表は「くらしに対する問題意識が欠如した自民党政権の流れを転換する。藤田氏の当選に向けて力を合わせて頑張る」と語った。

 応援の渡部恒三党最高顧問は街頭で「参院選は天下分け目の戦い。政治を変える力を頂きたい。過半数は超せる」。

 共産党県委員会は12日の県党会議で、委員長で公認候補の田谷武夫氏(55)が参院選に向けて決意を述べている。

http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000702250001