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2007年02月23日(金) 11時58分

内視鏡手術で脳に後遺症、4医師を書類送検 神奈川県警朝日新聞

 訓練を十分にしないまま内視鏡手術をし、患者に重度の機能障害を負わせたとして、神奈川県警は23日、横浜市立脳血管医療センター(横浜市磯子区)の元脳神経外科部長(55)ら医師4人を業務上過失傷害容疑で横浜地検に書類送検した。

 書類送検されたのは、部長のほかに、手術に立ち会った、いずれも当時の担当医(50)、執刀医(38)、医長(47)。

 調べでは、4人は03年7月28日、女性(53)の脳内の血腫を内視鏡を使って取り除く手術中、誤って動脈を傷つけて出血させ、重い意識障害などを負わせた疑い。執刀医は内視鏡手術の経験がなく、シミュレーション訓練も受けていなかった。部長は、手術には立ち会っていなかったが、術式などを決める最終決定者だった。

 センターが設けた外部調査委員会は04年に「医療過誤と言わざるを得ない」とする報告書をまとめている。

http://www.asahi.com/national/update/0223/TKY200702230238.html