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2007年02月17日(土) 00時00分

岐阜・各務原署巡査が横領 官舎の共益費40万円超 停職処分に 中日新聞

 岐阜県警各務原署地域課に勤務し、警察官舎に住む男の巡査(24)が、官舎の各世帯から集金した共益費などを着服していたことが分かった。県警監察課は16日、業務上横領の疑いで巡査を書類送検し、停職3カ月の懲戒処分とした。巡査は「パチスロの借金返済に充てた」と認めており、同日付で辞職した。

 県警によると、巡査は同署の北隣にあるアパート形式の官舎に入居し、昨年4月から共益費などの会計業務を担当。共益の水道や電気代、浄化槽管理費などを「警察アパート広報会費」として、入居24世帯から毎月3500−4000円ずつ徴収していた。

 調べでは、巡査は昨年8月10日、広報会名義の普通預金口座から10万円を引き出し、自分名義の口座に入金した疑い。その後、今年1月初旬までに約37万円を着服したという。巡査はパチスロをするために銀行のカードローンを利用し、最高で昨年秋に約40万円の借金があった。県警の田内安治首席監察官は「警察官としてあるまじき行為。各所属での共益金などの管理体制や身上指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。また監督責任を問い、各務原署長を本部長注意、同副署長と地域課長を所属長注意とした。


http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070217/mng_____sya_____016.shtml