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2007年02月17日(土) 07時15分

自民・中川政調会長、安倍首相と塩崎官房長官に官邸内の意思疎通改善を直接申し入れフジTV

自民党内で、「政府内の意思疎通が不十分」などと批判が相次いだことを受けて、16日、中川昭一政調会長が、安倍晋三首相と塩崎恭久官房長官に直接改善を申し入れるなど、首相官邸と自民党の不協和音が表面化した。
自民・中川政調会長は「国民の皆さん方がわかりにくいということは、総理も官房長官も望まれることではないのではないか」と述べた。
自民党では総務会で、経済や教育の問題で「政府内に会議が乱立している」、「問題が混線しているところがある」などと、官邸内の意思疎通を求める発言が相次いだほか、中川政調会長自身も、官邸の状況をサッカーに例え、「政権のメンバーは、自分がボールを持ったままで、気がついたらみんなバラバラになっている」と述べた。
塩崎官房長官は「何を指して、会議をたくさんつくっているとするのかわかりませんが」と述べた。
また安倍首相は「官邸のチームワークはいいですよ。心配をしていただく必要はないと思います」と述べた。
中川政調会長に改善を求められた首相、官房長官は、それぞれ記者団に「懸念はあたらない」との考えを強調した。
自民・片山 虎之助参院幹事長は「チーム安倍にしては、チームワークがよくないな。核になるところ、そこがしっかりしないと」と述べた。
しかし、党内の不満がこうした形で表面化するのは異例のことで、今後も内閣改造を求める動きなどとからんで、火種がくすぶることになるものとみられる。
highlow highlow 2007/02/17 07:15

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