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2007年02月13日(火) 19時04分

東京医科歯科大学生のPCから患者情報が流出朝日新聞

 東京医科歯科大(東京都文京区)は13日、同大医学部の学生の自宅のパソコンから、ファイル共有ソフトを介し、インターネット上に同大付属病院の入院患者69人の病歴などの情報が流出した可能性が高いと発表した。流出したのは患者の氏名と生年月日、病状や治療の経過など。外部から情報提供を受けた文部科学省から今月1日に指摘を受け、流出が判明したという。

 同大では03年度以降、患者の個人情報を学外に持ち出すことを禁止し、個人情報を外部へ漏らさないとの「誓約書」を全学生に提出させている。しかし、この学生は治療方針などを話し合う会議で使われたデータを持ち出し、自宅のパソコンに保存していたという。

 すでに69人におわびの文書を発送し、学生の処分も検討中という。データを持ち出せない仕組みも検討し始めている。

http://www.asahi.com/national/update/0213/TKY200702130260.html