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2007年02月12日(月) 10時00分

少女が性器をさらすワケ日刊ゲンダイ

 今どきの女子中高生は何を考えているのか——。自分の局部やオッパイ写真をエロ携帯サイトに投稿していた少女ら5人が8日、ワイセツ図画公然陳列などの疑いで兵庫県警に書類送検された。5人のうち2人はナント、14歳の女子中学生! 残る3人のうち2人は16歳と17歳の女子高生だったからア然ボー然だ。
「顔や個人情報は露出していませんでしたが、性器や乳首のアップ写真をカメラ付き携帯で撮影し、投稿していました。問題のサイト『セクシー☆写メール』にはピーク時2000件ものアクセスがあり、写真を見た男性からは『かわいいヨ!』『下着姿の写真も見たいな』などの書き込みがあった。彼女たちはそれを見て楽しんでいました。女子中学生のひとりは授業中にもこのエロサイトをチェックしていましたが、彼女たちはみな、ごくフツーの女子中高生でした」(捜査事情通)
 少女たちは「話題になり、友達も増えるのでうれしかった」と供述しているという。
 不思議なのは援助交際などと違い、裸の写真を投稿してもカネがもらえるわけではないことだ。それなら何が目的なのか。性人類学者のキム・ミョンガン氏が言う。
「思春期の少女はいろいろな悩みを抱えていますが、裸を露出することの羞恥心や自分の裸に対する周囲の反応を確かめることで、生きる実感を得ているのです。つまり、『私は武器を持っているんだ』と感じるわけです。こうした少女たちの家庭は両親の仲が悪かったり、親から構ってもらえないなどで、孤独感を感じているケースが少なくない。親が娘に対し、性の何たるかを教えていない場合も多い」
 仕事が忙しくて家族の会話が少なかったり、腫れものに触るように娘を育てているお父さんは要注意。娘の携帯を見たら、アソコが大写し……なんてことも起こりかねないのだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070212-00000006-gen-ent