高次脳機能障害は、脳に損傷を受けたことが原因で記憶や行動に障害が出る。性格が変化することもあり、日常生活や仕事に支障をきたす。
保険金の請求を受けて、金融庁の外郭団体である損害保険料率算出機構が、医師や家族が提出する調査票を基に認定する。現行では、家族用の調査票の場合「家族の顔と名前が分かりますか」など日常生活に関連した53の質問項目に「分かる」「分かるときがある」など3段階で答える。
今回、質問項目や選択肢を増やす予定で、詳細は今後詰める。成長過程にある子どもの場合、障害の影響を見極めるのがより難しいため、専用の調査票を作成、通学する学校にも記入を求める。
同省によると、2005年度の認定実績は2754人。機能障害は程度により1−9級に認定され、支払われる保険金の上限が異なる。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070209/mng_____sya_____001.shtml