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2007年02月08日(木) 00時00分

新たに5人が和解 東日本じん肺訴訟で2例目 東京新聞

 茨城、福島両県の常磐炭田で働き、じん肺患者と認定された元炭鉱労働者と遺族らが、国に損害賠償を求めた「東日本じん肺訴訟」は七日、水戸地裁(志田博文裁判長)で、新たに患者五人が和解した。

 和解したのは患者四人と死亡した患者一人の遺族ら計七人。国は和解金として一人当たり約百五十万−四百八十万円を支払う。同訴訟での和解成立は二例目。

 原告団は水戸市内で記者会見し、今回和解が成立した北茨城市の男性(71)は「せき髄が四カ所つぶれるなど、今も後遺症と闘っています。和解が成立したのは多くの皆さんのおかげ。残りの人たちが生きている間にすべての和解が成立してほしい」と述べた。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20070208/lcl_____ibg_____003.shtml