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2007年02月01日(木) 00時00分

【中信】 下水と農業排水の料金値上げへ 大町市、3月議会に提案 中日新聞

 大町市は2007年度、公共下水道と農業集落排水施設の使用料を平均5・1%値上げする。市議会3月定例会に、市公共下水道条例と市農業集落排水施設条例の改正案を提案し、可決されれば6月分の検針から適用する。

 値上げの目的は経営の安定化。現行の月額基本使用料(10立方メートル)を100円値上げし、使用水量区分ごとに10円引き上げる。改定後の一般家庭平均使用水量20立方メートルで、税込み月額3250円から3460円となる。

 料金改定はほぼ3年ごとに行っており、前回(04年4月)の平均改定率は7・3%だった。

 料金の値上げに関しては、市下水道料金等審議会が1月15日、3年に1度5−7%程度の料金値上げを行ったと仮定した場合、20年後の26年までに一般会計からの繰り出しがゼロになるとの長期経営予測を示し、「下水道事業の経営、後世への負担を考慮すると、一定の値上げは必要と考える」とした答申を、牛越徹市長にしている。今回の料金値上げは、この答申に沿った内容になっている。

 (一ノ瀬千広)


http://www.chunichi.co.jp/00/ngn/20070201/lcl_____ngn_____008.shtml