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2007年01月30日(火) 16時25分

7日までに再度の報告求める 「あるある」捏造で総務相朝日新聞

 菅総務相は30日の閣議後の記者会見で、関西テレビ制作の「発掘!あるある大事典2」で発覚したデータ捏造(ねつぞう)について、「昨日、調査の報告を受けたが、まだ十分ではない。過去の番組で捏造を疑われる新しい事実があったとの報道もある」と述べ、2月7日までに事実関係の報告を求める考えを明らかにした。

 総務相の報告要請権限を定めた電波法81条に基づく強い措置で、同要請はこれまで、出資上限規制の違反問題(04年)と安倍官房長官(当時)の写真が関係ない番組に映り込んだ問題(06年)の2例しかない。他は一般的な報告要請ですませてきた。

 関西テレビへの行政指導について菅総務相は、「過去の番組についてもそうした事実があったのかどうかが明らかになった時点で、総合的に判断したい」と語った。

 一方、29日に東京高裁であった番組改変訴訟の控訴審判決が、NHKに賠償を命じたことについては、「私の立場でコメントすることは控えたい」と述べた。

http://www.asahi.com/national/update/0130/TKY200701300283.html