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2007年01月20日(土) 20時41分

アイフルが大リストラ…有人店舗4分の3・人員2千人読売新聞

 消費者金融大手のアイフル(本社・京都市)は20日、グループ全体で2713ある店舗を半分以下の1193店に削減し、このうち有人店舗は現在の約4分の1の213店にすると発表した。

 これに伴う人員削減が、契約社員などを含め最大で2000人規模になる可能性があるとしている。

 昨春の全店業務停止処分で顧客離れが進んでいたほか、貸金業規制法の改正による規制強化で収益減が避けられないと判断した。他の大手も業容の縮小に着手する公算が大きい。

 アイフル本体では、9月末をめどに有人店舗を463から100に、無人店舗を1440から900に減らし、計1000店体制とする。

 グループ会社では「トライト」(京都市)や「ワイド」(東京)など消費者金融子会社4社の全営業店(449店)を2008年3月までに閉鎖し、事業をアイフルに統合する。信販子会社のライフ(東京)も支店を69から11に縮小する。

 グループ全体の正社員約7000人のうち、400人の希望退職を募る。店舗閉鎖に伴う自主退職などでさらに最大600人の退職者が出る可能性があると見込んでいる。契約社員や派遣社員も計900人程度削減する。

 正社員の退職者が1000人に達した場合、特別退職金の支給などで53億円(連結ベース)の損失が出る可能性があるという。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070120i111.htm