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2007年01月18日(木) 00時00分

不二家本社立ち入り 東京新聞

 農林水産省は十八日午後、大手菓子メーカー「不二家」の本社(東京都中央区)と埼玉工場(埼玉県新座市)、泉佐野工場(大阪府)の三カ所を立ち入り検査した。期限切れ原料使用など一連の問題で、本社への立ち入り検査は初。農水省の検査は日本農林規格(JAS)法に基づき、商品に記載する消費期限を延長表示していた問題が対象。 

 不二家は十一日と十五日の記者会見で、期限切れ原料使用のほかに、埼玉、泉佐野の二工場で製造したプリンやシュークリームの消費期限を社内基準より一日長く表示していたことを発表。

 特にプリンについては、泉佐野工場で生産し埼玉工場で仕上げを行う体制になった〇四年六月から、表示延長が頻発し、現場担当者から工場長まで関係者全員が容認していたとしている。

 同省が十六日、担当者を呼んで事情を聴いたところ、事実関係を認めたため、社内基準の内容や詳しい経緯、同法違反の有無を調べるため立ち入り検査することにした。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070118/eve_____sya_____005.shtml