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2007年01月16日(火) 13時29分

内閣府の国際交流事業、不合格者名が韓国の大学HPに読売新聞

 内閣府が毎年実施している「日本・韓国青年親善交流事業」に応募し、書類選考で不合格になった男女81人の個人情報が流出し、韓国の大学のインターネット上のサイトに掲載されていたことがわかった。内閣府を担当する高市沖縄相は16日の閣議後記者会見で陳謝するとともに、近く81人全員におわびの手紙を送る考えを明らかにした。

 内閣府によると、交流事業の担当職員が昨年7月、同事業の参加者名簿を大学側にメール送信した際、2001年度の不合格者のリストも誤って送信。参加者の名簿とともに、81人の学校名、勤務先などが昨年末まで約3か月間、サイトに掲載された。

 会見で高市沖縄相は、「個人情報を担当する大臣であり、心からおわびしたい」と陳謝した。

 今回の流出は先月下旬、「自分の個人情報がサイトに載っている」との問い合わせが同府にあり、わかった。

 この交流事業は1987年度からスタート。毎年9月に約15日間、18〜30歳までの約30人が韓国の大学などを訪問し、現地の人たちと交流する。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070116ic06.htm