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2007年01月10日(水) 00時00分

5年ぶりでも息ぴったり 「禿禿祭」読売新聞

 テレビ番組「トリビアの泉」の司会でおなじみの高橋克実=写真左=と八嶋智人=同右=が共演する舞台「禿禿祭(はげちびさい)」が、16日から21日まで、東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで上演される。

 2部構成の前半は、岸田國士作、ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出の芝居「命を弄(もてあそ)ぶ男ふたり」。線路に飛び込み、自殺しようとする男二人を演じる。後半は、三谷幸喜、小泉今日子ら日替わりゲストとトークを繰り広げる。

 同じ舞台に立つのは5年ぶりだが、テレビドラマで共演する機会が多く、息はぴったり。二人の場面では自由にアイデアを出し合うという。高橋が八嶋を「スピード感があって、キレのいい達者な俳優」と評せば、八嶋も高橋を「仕事のこともプライベートなことも相談できる先輩」と慕うなど、互いの信頼も厚い。

 「命を弄ぶ——」は短編だが、「気持ちの動きがめまぐるしく、集中力のいる芝居。気が抜けない」と八嶋。顔全体を包帯で覆う役柄で、表情以外での演技を求められる高橋は「顔を覆うことで、せりふが際立つ所がいっぱいある。不安というよりも楽しみ」と話している。(電)03・5423・5906。

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/theater/20070110et05.htm