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2007年01月06日(土) 08時00分

日興コーデに課徴金5億円 不正会計問題で金融庁産経新聞

 日興コーディアルグループの不正会計問題で、金融庁は5日、同社に5億円の課徴金を支払うよう命じた。支払期限は3月6日。5億円の課徴金は平成17年4月の課徴金制度の導入以降で最大となる。

 今回の命令は証券取引等監視委員会の勧告を受けた措置。日興コーデが監視委の勧告で指摘された事実と、課徴金の額を全面的に認める答弁書を金融庁に提出したことから、同庁は勧告通りの処分に踏み切った。

 日興コーデは17年3月期連結決算で、グループ子会社の日興プリンシパル・インベストメンツ(NPI)が孫会社のNPIホールディングスを実質支配しているにもかかわらず、同社だけを連結対象から除外。さらに、同社がNPIに発行した債券の発効日を改竄(かいざん)して、約187億円の利益を水増し計上した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070106-00000009-san-bus_all