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2007年01月03日(水) 10時21分

ネットで全国商店街巡り、経産省がポータルサイト開設読売新聞

 全国の商店街情報を集めたインターネットのポータル(入り口)サイトを、経済産業省が2007年3月に開設する。

 店の特売などの情報を、商店街や自治体などが自由に書き込めるようにする。売り上げの低迷で店じまいする商店が並ぶことから、「シャッター通り」と揶揄(やゆ)される地方の中心街を活気づける狙いだ。

 経産省は月内に、商店街の振興に携わる担当者らを集めて研究会を開き、サイトの名称や消費者へのPR方法などを検討する。

 サイトでは、地元商店街をPRしたい団体や店舗が、経産省に登録した上で、サイト内のページに特売情報などを入力する。サイト上の日本地図をクリックするなどして各商店街のホームページを手軽に探せるようにするほか、携帯電話でも見られるようにする考えだ。

 消費者からは、実際に商店街に行った感想などを電子メールで寄せてもらい、他の消費者や商店街関係者らの参考にする。

 各地の商店街のホームページは、「一部を除き、ほとんど閲覧されていないのが実情」(経産省中心市街地活性化室)という。ホームページでPRするノウハウがない商店街も多いと見られ、経産省がまとめ役を務める。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070103i102.htm