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2006年12月31日(日) 00時00分

女性医師支援で医師不足対策 県 朝日新聞

 深刻な医師不足に悩む県は、現役の女性医師の離職を防ぎ、離職した医師の職場復帰を促すために、1月から育児支援や復帰前研修の対策に乗り出す。すでに12人がこの対策の利用を希望しており、県は「女性医師が働きやすい環境を作ることで、研修医が研修後も県内に残り、県外から新しい医師が来るようになれば」と期待している。
 育児支援は就学前の乳幼児を子育て中で、県内の医療機関に勤務する医師が利用できる。急患の対応で子どもを保育施設へ送迎できなかったり、学会への出席などで宿泊保育が必要になるケースを想定。厚労省の委託で子どもの緊急一時預かり事業を実施するNPO法人「いわて子育てネット」(盛岡市、村井軍一理事長)が、保育者の確保に協力する。保育料は医師本人の負担だ。

 一方、復帰前研修は出産や育児で離職中で、県内の医療機関への就職を希望する医師が対象となる。離職中の技術進歩などに不安を抱く人が多いことから、岩手医大で復帰に必要な研修を受けてもらう。研修の内容や期間は、離職前の本人の経験によって異なるという。

 県医療国保課によると、県医師会が06年9月、所属する45歳未満の女性医師132人にアンケートしたところ、10人が子育て支援、2人が復帰前研修の利用を希望したという。

 同制度は県の委託を受けた県医師会が運営する。県は主に女性医師の利用を想定するが、子育て中の男性医師も利用できる。

 問い合わせは県医師会(019・651・1455)へ。

http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000612310003