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2006年12月31日(日) 00時00分

銚電が合格祈願切符 元旦一日券も朝日新聞

 銚子電鉄は07年の元日に、銚子—本銚子間の3種類の硬券をセットした「合格祈願切符」(720円)を売り出す。切符は上りの銚子行き(上り調子)と本銚子行き(本調子に)、本銚子発の銚子往復券(本調子に戻る)と実在の駅名を使って受験生用に語呂を合わせた。「銚子電鉄は80年あまりの間に何度も存続の危機に直面してきたが、存続していることが強運」(同社の解説から)と自らの苦境を逆手にとった。

 合格祈願切符は初日の出を見る客らの混雑が一段落する元日昼ごろから販売する予定。硬券は鉄道ファンには人気のある厚紙の切符で、今年1月から発売したものを一部作り替えた。

 今回から新たに添えた解説では、銚子電鉄の「運」をもらい、小学校受験から国家試験まで、「上り調子」「本調子」と心の中で3回繰り返してポケットの上からそっと触れると落ち着いた気持ちになるとしている。

 一方、前夜の大みそか31日午後10時からは、元日いっぱい使える一日乗車券「弧廻手形」を販売する。これも、経営危機が続く同社が、少しでも収入を増やしたいとの思いを込めている。

 「弧廻切符」は普段から、大人620円(小児310円)で売っている。犬吠駅では、副業で人気上昇中のぬれ煎餅(せん・べい)1枚がサービスされ、漁港そばの銚子ポートタワーなどの入場料も一割引きになる特典付きだ。

 年末年始は例年、1300人前後が同電鉄を利用する。今回は、経営危機で副業のぬれ煎餅の購買をネットで呼びかけていることなどが新聞やテレビで報じられた影響もあり、どのくらいの利用客があるのかが事前に見込めない状況だ。

 そのため、通常なら販売時に書き込む日付を事前に書き込んでおき、ぬれ煎餅などのサービスなしで大人600円(小児300円)とする。21世紀最初の元日にまたがる切符を1000円で売ったことがあるが、今回は全国からの支援に感謝して、通常よりも安く設定したそうだ。

http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000612310002