悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年12月31日(日) 17時22分

魚住汎英議員、売買仲介の団体から海外旅行にも招待朝日新聞

 自民党の魚住汎英(ひろひで)参院議員(66)が、出資法違反容疑で福岡県警から家宅捜索を受けたエフ・エー・シー社側から、囲碁セットの売買の形をとって2000万円の資金提供を受けていたことが明らかになった。魚住議員はさらに、この売買を仲介したとされるインド文化協会主催の旅行にも招待されていたことも分かった。エフ社側から同協会へは、総額2億円が流れていたという。

 エフ社は金融業の許可を受けていないのに「起業指南のCDソフトを1口100万円で購入すれば、1口につき月5万円の配当をする」などと約束して不法に出資金を募っていた疑いが持たれている。

 エフ社と関連団体の「WBEF」から同協会に提供された約2億円の資金は、魚住議員側への資金提供や、同協会が主催したインド旅行の経費などに使われたという。

 協会関係者などによると、インド旅行は今年4月6日から13日までの日程で、現地で開かれた「釈尊生誕2550年祭」に参加するのが主目的だった。協会側80人のほか、魚住議員らが渡航。エフ社側からは同社前社長でWBEFの代表も兼ねていた黒木博文氏ら約100人が参加したという。

 現地の式典では魚住議員や黒木氏がスピーチ。旅費としてエフ社側から協会に支払われた経費は約1億円という。協会会長はエフ社側からの入金について「変な金とは知らなかった」としている。一方、魚住議員は旅費が協会持ちだったことを認めたうえで「ブッダの生誕祭があるから、国会議員としてあいさつしてくれと招待されただけだ」と話している。

http://www.asahi.com/national/update/1231/TKY200612300230.html