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2006年12月29日(金) 08時32分

訂正報告を1カ月延期 日興新首脳、厳しい船出フジサンケイ ビジネスアイ

 日興コーディアルグループは28日、利益水増しの不正会計問題で辞任した旧経営トップの後を受けた桑島正治社長と北林幹生・日興コーディアル証券社長が記者会見し、東証に提出する2007年3月期の半期報告書と有価証券の訂正報告書の提出予定日を、約1カ月延期することを明らかにした。訂正報告書は、同社の株式の上場廃止の是非や「監理ポスト」の解除を判断する上での重要資料。

 桑島社長は「訂正に伴う会計監査の依頼先をみすず監査法人(旧中央青山監査法人)からあらた監査法人に変更するため」と先延ばしの理由を説明したが、いったん市場に約束した提出期日を変更したことで、投資家の信頼回復が最大課題の新トップには予想以上の厳しい船出となった。投資家の上場廃止不安が長引くことで、同社の株価や業績にさらに影響が出る恐れもある。

 半期報告書は、当初の来年1月4日から2月2日に、訂正報告書は同1月15日から2月28日にそれぞれ提出予定日を変更した。

 依頼先の変更について、桑島社長は「監査できる人数など、(監査契約の入り口で)協議が進まず、時間的な問題があった」と説明した。旧中央青山は今回問題となった投資子会社と特定目的会社(SPC)の会計処理に「適正」のお墨付きを与えていた当事者で、一部には訂正作業の引き受けを避けたとの見方もある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061229-00000003-fsi-bus_all