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2006年12月27日(水) 00時00分

部下身代わり「マウジー」オーナー“豪華援軍”猶予判決ZAKZAK

 刑の執行猶予期間中に起こしたひき逃げ事故をもみ消すため、部下を身代わり出頭させたとして犯人隠避教唆罪などに問われたアパレル会社「フェイクデリック」(東京)のオーナーの被告(34)に対し、東京地裁は26日、懲役2年、執行猶予5年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 神坂尚裁判官は判決理由で「若手社員を犯罪に巻き込み、酌量の余地はなく、逃げ得との指摘も免れない」と指摘。その上で会社オーナーの立場を考慮し「実刑にすることでの経済的影響も無視できない」と述べた。

 判決によると、被告は大麻取締法違反の有罪判決を受け、執行猶予中の2003年9月、東京都渋谷区内で運転していた車をタクシーに衝突させ、乗客に軽傷を負わせたが逃走。社員だった男性(25)を身代わりとして警視庁渋谷署に出頭させた。

 フェイク社は若い女性に人気のブランド「マウジー」を展開し、関連会社を含めた年商は約250億円。公判では、浜邦久元東京高検検事長が弁護人となり自ら証人出廷して情状酌量を訴えたほか、田中節夫元警察庁長官が情状に関する上申書を提出していた。

ZAKZAK 2006/12/27

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_12/t2006122704.html