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2006年12月27日(水) 00時00分

少林寺拳法セクハラ激震「パンツの中に…」謝罪なしZAKZAK

65歳連盟理事長が30代女性拳士に

 女性は最初、自分だけの被害を他人に信じてもらえるのか自信もなく、黙ったまま穏便に辞めるつもりでいた。ところが、「辞めたすぐ後、同じ道院の別の女性から連絡があって、彼女も同じような被害にあっていた。このまま私たちが黙っていたら、同じような被害者が出るという話になって、総本山に2人で訴えたんです」という。

 もう1人の被害者は、「パンツの中に手を入れられました」と訴えたほか、道院長が女性の誕生日に仕事中の女性を呼び出し、強引にプレゼントを受け取らせたという。

 総本山は当事者に何度も事情聴取をするなど内部調査を行い、10月末に処分を決めた。

 処分内容は(1)道院長の引責辞任(2)総本山は男性幹部の段位を8段から5段に降格し、僧階も剥奪(はくだつ)(3)3年間の謹慎−という厳しいもの。連動して少林寺拳法連盟が管轄する東京都少林寺拳法連盟の理事長職は解任となった。

 だが、総本山は処分の理由を一部の関係者にしか説明しなかった。女性らは「処分と情報公開を求めていました。そうでなければ、私たちが訴えた意味がなくなってしまう」と訴えている。

 前理事長は夕刊フジの取材に「私はセクハラはしていません。ですが、あまり騒ぎが続くと連盟にも総本山にも迷惑がかかると思い甘んじて処分を受けたんです」と語った。

 金剛禅総本山少林寺の法務部長は「道院長は無理やり整法をしたわけではないなどと主張しました。ただ、女性と2人きりで整法を行ったり、女性に会いに行くといった行為自体が道院長として不適切であったことは認めており、騒ぎとなった責任からも厳しい処分をしました」と説明する。

 総本山は連盟幹部や各支部長のほか、前理事長が直接指導していた道院の関係者の一部には事情を説明したという。ただ、前理事長の弟子の1人は「セクハラ疑惑で辞めたと聞いてます」という。女性は「結局、私たちに直接謝罪する気もまったくないんですね…」とため息をついている。

ZAKZAK 2006/12/27

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_12/t2006122701.html