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2006年12月26日(火) 00時00分

健康診断結果を活用読売新聞


健康診断の結果は時間がたつと忘れがち

 健康診断や人間ドックで「要注意」と指摘され、「来年こそは健康に気をつけよう」と考えている人もいるだろう。検査から時間がたつと結果や保健指導の内容を忘れてしまい、不健康な生活に戻ってしまいがちだ。そこで、毎回の検査データを保存し、健康管理を手伝ってくれるソフトを使ってみよう。(宮崎敦)

STEP1  生年月日や健康データ入力

 手元に健診や人間ドックの最新データを用意しよう。メニュー画面の「マイヘルスデータ」をクリックし、名前、生年月日、検査日の基礎データを登録する。

 画面上の「データ管理」タブをクリックし、「検査データの入力・修正」を選ぶ。まず身長と体重の入力だ。肥満の度合いを示すBMI(体格指数)は、自動計算される。血圧や血液検査など、7ページ77個の入力項目があるが、受けていない検査は空欄でいい。注意点は、健診結果に使われる単位と、入力する単位が違うケースがあり、その場合は自分で修正する必要があること。健診の数字と画面に示された「基準値」が大きく違うと感じたら、単位を再確認しよう。

STEP2  数値変化 グラフで表示

 毎年の健診データが蓄積されると、数値の変化がグラフで表示できる。早速、BMIの変化を見てみよう。

 画面上の「データ表示」タブをクリック、画面下の「表示」を選ぶ。身長・体重のページから順番に、入力した過去の検査数字が出てくる。画面左のグラフのアイコンをクリックすると、過去12回分の検査結果がグラフ化される。画面に「太りすぎ」「やせすぎ」などの評価が表示されるため、わかりやすい。

 検査数値の動きを見ることは、健康チェックの上で重要な要素だ。「正常」に収まっていても、数値が徐々に上昇したり、急激に数字が変化したりした場合は、注意が必要だ。

STEP3  検査用語解説もおまかせ

 最新の検査データや過去の数字の変動から、注意すべき項目はわかった。しかし「クレアチニン」「総ビリルビン」など耳慣れない検査用語も多く、基準値を外れることがどう問題なのかがわかりにくい。

 メニュー画面から「検査解説」を選ぶと、カテゴリーごとに分類された用語解説が見られる。特定の検査用語の意味を知りたいなら、五十音順で検索もできる。検査の目的、数値の許容範囲、異常値になると疑われる病気などがわかる。

 このほか、画面下には常に五つのアイコンがあり、ほかの医学用語やからだの仕組みなど、基本的な情報が掲載されており便利だ。

家族全員の健康管理にも

入力項目が多く、入力する場所に迷う場面が多い。検査データの紙を見ながら、一度入力した数値を鉛筆で消すと楽だ。

複数の人の検査データを登録できる。家族の健康管理に利用するのも手だ。

記者の感想

 値段が手ごろで、検査や体の基礎知識が一通り学べる。ただ健康管理ソフトは、医者に代わって健康診断をするのではない。あくまでデータ管理が主体だ。大切なのは、ソフトを日常の健康維持に生かす、本人の意欲だ。

関連する病気の解説も

家庭の医学 わかる!検査結果
 難しい用語や数字の並ぶ健康診断や人間ドックの結果を分かりやすく解説してくれる。診断の度に結果を入力していくと、グラフで表示され、体調の変化を一目で把握できる。検査で使われる基準値の意味、専門用語も収録。検査情報から、関連する病気の解説もすぐ表示できる。 ジャストシステム 標準価格2980円。

症状百科
 気になる病気の自己診断を手助けする無料サイト。質問に答えるだけで疑いのある病名を一覧表示する。「頭、顔、首」「腕、手、足」など18項目でチェックできる。URLは、http://www.syojo.jp/

(YOMIURI PC編集部)

http://www.yomiuri.co.jp/net/column/dennou/20061225nt01.htm