2006年12月26日(火) 20時15分

家庭教師のトライに警告　「無料授業」広告で誤解の恐れ（朝日新聞）

　家庭教師派遣大手「トライグループ」（大阪府吹田市）の広告の料金表示が景品表示法違反（有利誤認）にあたるおそれがあるとして、公正取引委員会は２６日、同社に警告した。

　調べでは、同社は今年３月の新聞折り込みのチラシで「授業料をいただく前に効果をお試しください。お子様にピッタリの家庭教師に出会えるまで何度でも【無料】で授業を受けることができます」などと宣伝。実際には半数近くの支店で登録費や教務費と称して費用を集めていたという。

　同社は派遣体験を受けた後に契約を解除した場合、費用を全額返還していたといい、公取委は警告にとどめた。

　〈トライグループの話〉　指導を真摯（しんし）に受け止め、わかりやすい表示をするよう努める。

http://www.asahi.com/national/update/1226/TKY200612260413.html?ref=rss