2006年12月25日(月) 14時42分

＜北海道無理心中＞元会社員に懲役２５年求刑　（毎日新聞）

　無理心中を図り、妻と長男を殺害したとして、殺人罪に問われた名寄市緑丘９、元会社員、横山尚徳（なおひろ）被告（３２）の初公判が２５日、旭川地裁（田尻克己裁判長）であった。横山被告は起訴事実を認め、検察側は「自殺願望から妻子を道連れにし、身勝手極まりない。酌量の余地はない」として懲役２５年を求刑し、結審した。判決は２月５日。
　冒頭陳述によると、横山被告は９月２６日午前３時１０分ごろ、自宅１階の居間で妻の由美子さん（当時３０歳）の首にタオルを巻きつけて絞め、窒息死させた。この直後、子ども部屋で寝ていた長男の剛君（当時８歳）の首を絞め、窒息死させた。由美子さんが抱えた消費者金融からの借金の返済に困り、無理心中しようとしたが、自分は死に切れなかった。【渡部宏人】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061225-00000054-mai-soci