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2006年12月24日(日) 00時00分

メールで英語力磨く朝日新聞

 英語の授業の一環として、英語を母国語としないノルウェーの高校生との交流を、大田区の都立美原高校(中村秀行校長、生徒数463人)が進めている。校内のパソコンで電子メールを使い、生徒同士が自己紹介などのやり取りをする。10月にはノルウェーの生徒が来日し、直接触れ合うなど、外国語として英語を学ぶ友だち同士の交流を深めている。
(小金丸毅志)

 美原高校は昨年4月に開校したばかり。生徒は1、2年生だけだ。「若い時から世界との交流を」と、初年度から英語の授業での国際交流を計画した。「アメリカやオーストラリアは他の学校でもよく聞く。それ以外の地域で、英語教育が盛んな北欧を狙った」と桑原洋副校長は話す。

 都内の北欧3国の大使館に「交流校を紹介して欲しい」とメールで依頼すると、ノルウェー大使館が、首都オスロにある「ハンデルスギムナジウム高校」を紹介してくれた。ほとんどの生徒が英語を母国語のように話し、日本語教育にも力を入れている学校だ。

 昨年秋から、メールでの交流を始めた。パソコンルームから、誰でも自由にメール送信が出来る。簡単な自己紹介や好きな音楽のことなどを英文で送ると、「日本のロックが大好きです」「ぼくのかぞくは4人です」などの日本文のほか、英語でも「原宿に行ったりするの?」などと返信が届き、海を越えた会話を楽しめる。

 美原高校の皆川舞さん(2年)は「日本の漫画がノルウェーでは結構有名なことがわかった」と話す。阿部はるかさん(2年)は「授業で学んだ表現で、友達同士の会話が出来た」と喜ぶ。

 今年10月には、たまたま研修でノルウェーから来日していたハンデルスギムナジウム高校の生徒が来校し、日本の生徒による和太鼓の演奏を見学したり、弓道に挑戦したりして、交流を深めた。

 中村校長は「英語力の向上はもちろん、早くから国際感覚を身につけるきっかけになる。これからも交流を続けたい」と話している。

http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000000612250003