2006年12月23日(土) 08時33分

ユーチューブ投稿から殺人犯逮捕　閲覧３万回に逃走断念（フジサンケイ　ビジネスアイ）

　欧米メディアは２１日、カナダで警察が米動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿した映像が殺人事件の犯人逮捕につながったと報じた。

　報道によると、カナダ・オンタリオ州ハミルトンの警察当局が、今年１１月に駐車場で男性を刺殺し第２級殺人などの容疑で行方を追っていたジョージ・ギャロー容疑者（２４）の映像をユーチューブに投稿。事件直前に駐車場の監視カメラに映った犯人の姿が鮮明にとらえられていた。この映像にメディアも注目。閲覧回数が３万回を超え、同容疑者は逃走をあきらめ出頭してきたという。

　ユーチューブは２００５年２月にシリコンバレーに本社を置くネットベンチャー企業が始めたサービスで、閲覧数は１日１億本に達している。成長性に目をつけた米検索エンジン最大手グーグルが今年１０月、総額１６億５０００万ドル（約１９５０億円）で買収。広告媒体としての価値も注目されている。

　この一方、テレビ番組を違法コピーした映像が公開されるなど、著作権を無視した動画の投稿が後を絶たない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061223-00000010-fsi-bus_all