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2006年12月21日(木) 20時36分

日産、最大538万人の顧客情報流出の可能性朝日新聞

 日産自動車は21日、最大で約538万人分の顧客情報が流出した可能性がある、と発表した。流出時期は03年5月から04年2月までの間とみられるが、流出経路や最終的な規模は特定できていないという。日産は07年3月までに再発防止策を実施、該当する顧客にはダイレクトメールで知らせ、注意を呼びかける。

 流出した可能性があるのは顧客の氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、保有車の車種やナンバーなど。「週刊朝日」が11月10日号で「日産ユーザー200万件 全国個人データ流出」と報じたのを受け、外部調査会社の協力で調査。記事にあった車種記号が、社内の顧客データベースに登録されていた社内使用のみの記号だったため「流出の可能性は否定できない」と判断した。当時、データベースには537万9909人分が登録されていたという。

 当時、データベースにアクセスできたのは日産社員5人、業務委託会社6人の計11人。業務委託会社を退社した1人を除いて事情を聴くなどしたが、当時はアクセス履歴を180日間しか保存していなかったこともあって、「不審な点は確認できなかった」という。

 日産はデータベースのシステムを今年1月に更新した際、利用履歴を永久保存とするなどの策は取ったという。今後はデータベース室に監視カメラ、システムにアクセス監視ソフトを導入するなどして再発防止を図る。

http://www.asahi.com/national/update/1221/TKY200612210362.html