2006年12月21日(木) 17時00分

架空リース詐欺：オリックス元支店長に懲役４年　地裁「地位を悪用」　／大分（毎日新聞）

　総合リース大手「オリックス」から現金をだまし取ったとして詐欺の罪に問われた大阪市都島区友渕町、元同社大分支店長、渡部建樹被告（４２）ら３人の判決が２０日、大分地裁であった。中島崇裁判官は「支店長の地位を悪用した悪質な犯行」として、渡部被告に懲役４年（求刑・懲役６年）の実刑判決を言い渡した。
　中島裁判官はまた、共謀した東京都足立区新田、元会社社長、柳明正被告（４２）に対し「一連の詐欺行為は柳被告のとばく場開設などの資金を得るためで、特に責任が重大」として同６年（同・同７年）を▽大分市岩田町、会社社長、朴寿秀被告（４０）には「犯行への関与は従属的」として同２年（同・同４年）の、それぞれ実刑判決を言い渡した。
　判決などによると、渡部被告らは００年２月〜０２年３月、架空のクレジット契約を締結してパソコンシステムを納入したように装い、オ社から現金計１億５００万円をだまし取った。発覚防止のため一定額を返済しながら同様の方法を４０回以上繰り返していた。【金秀蓮】

１２月２１日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061221-00000266-mailo-l44