悪のニュース記事

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2006年12月20日(水) 00時00分

ネット配信 音楽の新しい扉を開く読売新聞

——スタッフのブログも好評ですね。

高垣 私たちの音楽への思いを伝えながら、ルーキースターをよく知ってもらおうと、現場スタッフが更新しています。音楽以外のことを書けば、より人間味も感じてもらいやすいでしょう。内容が多岐に渡れば、検索サイトで発見されやすくなるので、より多くの人にルーキースターブログを発見してもらいたい、という期待もあります。

 将来はネット上で評論もしてもらえたらよいな、と考えています。その反応次第で、今後そのアーティストをどのように育てていけばよいのかも検討する要素になると思います。

——これまでの反響はいかがですか。

高垣 25ある配信サイトのうちの1つだけを取り上げて集計しましたが、ルーキースターがスタートして2週間で、合計1000曲以上が販売されていました。ほとんどが無名のアーティストばかりだったのですから、予想以上の数字です。一般的にネットオーディションは、月間の平均応募数が約200件とのことですが、ルーキースターには2週間ですでに約150件の応募があります。

——アーティストはどう受け止めていますか。

高垣 ネットに関心の高いアーティストが集まっています。時代の流れで、ネットは大きなエネルギーがある環境です。冒険心のある人はおもしろがって参加しているようです。大ベテランで知名度の高いアーティストも、興味を示してくれています。

——今後の音楽業界はどうなっていくと思いますか。

高垣 音楽には、(1)店舗販売(2)通信販売(3)ダウンロード型の3種類の販売方法があります。1つ1つを同時に活性化しながら、さらに新たな選択肢を探るのが、全体として生き残るために必要でしょう。

——今後の動向が楽しみです。

高垣 多くの人の心に響く音楽は、必ず残ります。即効性のある目先のビジネスを考えるよりも、才能豊かな新人を発掘育成したい。最適な環境を提供して、長く人々に支持されるアーティストを生み出していきたいと考えています。(大久保桃子)

http://www.yomiuri.co.jp/net/interview/20061219nt08-1.htm