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2006年12月20日(水) 00時00分

「還付金詐欺」県内で21件 携帯でATM操作指示読売新聞

先月中旬以降被害2150万円 県警など注意呼びかけ

 国税局職員を装い、税金を還付するとうそを言って現金をだまし取る詐欺事件が、県内で11月中旬から21件(うち未遂1件)相次ぎ、被害総額が約2150万円に上っていることがわかった。県警が19日、発表した。被害者を現金自動預け払い機(ATM)の前に行かせ、携帯電話越しに、あたかも振り込むように言いながら、送金方法を指示する手口。所得税の年末調整の時期と重なり、話に乗せられるケースも多く、県警は「不審に思ったら家族や警察に相談を」と注意を呼びかけている。

 県警によると、県内では11月に15件(未遂1件)、12月に6件が発生した。姫路市の会社員男性(64)が11月中旬に約280万円を、神戸市灘区の無職男性(64)が今月上旬約100万円をそれぞれ振り込まされるなど、阪神、播磨地域などの計7市で、約400万〜20万円をだまし取られたという。

 いずれも国税局職員を名乗る男が、「税金の過払いがあるので還付します」と電話をかけ、銀行やコンビニエンスストアのATMの操作を指示。パスワードと称して振り込ませる金額を入力させるなどしていた。

 国税局も「還付される場合は、通知書が送られることになっている。12月の給与で納税額を調整するなどして対応し、現金で戻ってくるケースは極めて少なく、ATMの操作を求めるようなことはないので気を付けて」と呼び掛けている。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news001.htm