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2006年12月19日(火) 00時00分

食ネット鳥栖 食育コンで日本一朝日新聞

 「食」をキーワードに保健と農業分野の産学官の仲間たちが集う、鳥栖市の「食ネット鳥栖」の活動が、「地域に根ざした食育コンクール2006」(事務局・農山漁村文化協会)で、日本一の農林水産大臣賞に選ばれた。グループは04年に発足し、地産地消を念頭にヘルシー料理を提案する活動などを繰り広げている。1月26日、東京の有楽町朝日ホールで表彰式と発表会がある。

 県鳥栖保健福祉事務所が事務局となり、地元大学や小中学校、飲食店、農業者らが毎月顔を合わせ、情報を交換している。合言葉は「スクラム組めばみんなHAPPY!」。

 発足以降、市内のショッピングセンターに「まちの保健室」を臨時開設し、骨密度や体脂肪を測定したり、健康や栄養の相談会を開いたりしている。市内の飲食店にアンケートし、県産食材の利用状況も調査した。

 今秋は、この「保健室」で、「ロハス(健康と持続可能な社会に配慮した生活様式)な鳥栖三養基メニュー」も紹介した。農協の直売所から毎日野菜を仕入れたり、遠方から無農薬野菜を取り寄せたりしている、こだわりのレストランや居酒屋など市内の6店が和洋・中華料理や家庭料理の試食品を並べ、評判を呼んだ。

 学校給食に地元の農産物を取り入れるシステムづくりにも取り組み、官民の垣根を越えて食育の場を広げている。一連の「県民協働」の活動が認められ、全国から応募のあった334団体のトップに立った。

 県鳥栖保健福祉事務所健康推進課は「受賞を機にロハス・メニューの協賛店を拡充し、飲食店に対する食材情報の発信、地元のアスパラガスやトマト栽培地などを見学するバスツアーも1月17日に催して食育の輪をさらに広げたい」と話している。

http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000000612190002